2012.05.01 (Tue)
誰でも作曲家 その6
早いもので、もう5月になってしまいましたね。(^^;)
このシリーズは、ようやく6回目になります。
なんか、既に月刊みたいな感じですが・・・。orz
前置きはこのくらいにしておいて、今回は刺繍音と経過音について説明します。
-サンプルMIDIデータはこちらのページから-
前回までの記事で、音楽というものはまずキー(調)があって、その上にコードがあり、
それらの組み合わせによって大まかな形が出来ていることを説明しました。
でも、そこには必ず次のような疑問が出てくると思うのです。
『コードがCだったらドミソしか鳴らしちゃいけないの?』
・・・思いますよね?(ウチは随分とこの疑問で悩んだのですが)
正解を先に言えば、Noです。ドミソ以外の音階も使って構いません。
この譜面を見てください。(サンプルのメロディです)

コード進行は基本どおりにCM→FM7→G7→CMとなっています。(Key = Cメジャー)
で、まずは最初の小節ですが、コードはCMとしています。
しかし、コードにはないファの音が混ざっていますね?
ですが、ここの部分はミファソ~という流れですので、ファはミからソに流れるために経過する
音だと解釈できます。つまり、ここで言うファを『経過音』と呼びます。
次の小節はFM7ですので、構成音はファラドミとなるわけですが、構成音には無いシの音が
入っています。ここでは、ドに挟まれたシに着目してください。
このように、コード構成音で挟むように入る音のことを『刺繍音』と呼びます。
まぁ、字を見れば細かい説明は必要ないかもしれませんけどね。
つまりは、上の例のようにメロディの中には基本的にどの音を入れても良いのですが、
伴奏はコードで指定された音を基本として演奏しているので、メロディにコード構成音
(コードトーンという)以外の音を入れるときには、目立たないように入れれば良いのですね。
このことだけ守ってさえいれば、不快な不協和音は避けて、無難な曲作りは可能になります。
まずは、トニックで始まりトニックで終わるというような、基本的なメロディ作りにチャレンジ
してみるのも良いと思います。
ここから先は、少しずつ高度になっていくので今回は短いですがこの辺りで。
つづく
このシリーズは、ようやく6回目になります。
なんか、既に月刊みたいな感じですが・・・。orz
前置きはこのくらいにしておいて、今回は刺繍音と経過音について説明します。
-サンプルMIDIデータはこちらのページから-
前回までの記事で、音楽というものはまずキー(調)があって、その上にコードがあり、
それらの組み合わせによって大まかな形が出来ていることを説明しました。
でも、そこには必ず次のような疑問が出てくると思うのです。
『コードがCだったらドミソしか鳴らしちゃいけないの?』
・・・思いますよね?(ウチは随分とこの疑問で悩んだのですが)
正解を先に言えば、Noです。ドミソ以外の音階も使って構いません。
この譜面を見てください。(サンプルのメロディです)
コード進行は基本どおりにCM→FM7→G7→CMとなっています。(Key = Cメジャー)
で、まずは最初の小節ですが、コードはCMとしています。
しかし、コードにはないファの音が混ざっていますね?
ですが、ここの部分はミファソ~という流れですので、ファはミからソに流れるために経過する
音だと解釈できます。つまり、ここで言うファを『経過音』と呼びます。
次の小節はFM7ですので、構成音はファラドミとなるわけですが、構成音には無いシの音が
入っています。ここでは、ドに挟まれたシに着目してください。
このように、コード構成音で挟むように入る音のことを『刺繍音』と呼びます。
まぁ、字を見れば細かい説明は必要ないかもしれませんけどね。
つまりは、上の例のようにメロディの中には基本的にどの音を入れても良いのですが、
伴奏はコードで指定された音を基本として演奏しているので、メロディにコード構成音
(コードトーンという)以外の音を入れるときには、目立たないように入れれば良いのですね。
このことだけ守ってさえいれば、不快な不協和音は避けて、無難な曲作りは可能になります。
まずは、トニックで始まりトニックで終わるというような、基本的なメロディ作りにチャレンジ
してみるのも良いと思います。
ここから先は、少しずつ高度になっていくので今回は短いですがこの辺りで。
つづく
2012.04.08 (Sun)
誰でも作曲家 その5
さて、4月になりましたので2012年度が始まりました。
この記事も今回で5回目となりますが、更新が遅くてすみません・・・。orz
-今回の教材はこちら-
上記リンク先のページを見て頂けると分かりますが、基本的なキーを記載しました。
もちろん、全てを記憶する必要はありませんが、キーの種類は把握しておいてください。
さて、今回はまずマイナースケールについて書いていきたいと思います。
まずは、こちらを見てください。前にも書いたAマイナースケールです。

A(ラ)の音を主音としたマイナースケールの基本形です。
次の音との距離が『長短長長短長長』の順で並んでいますね。
これを、ナチュラルマイナーと呼びます。
ただ、普通にマイナーのメロディを単音で書くのであればこれだけで十分なのですが、
それぞれの音階を使ってダイアトニックコードを構成するときに不都合が生じてしまいます。
5番目のコード・・・いわゆるドミナントがミソシレ(Em7)では、トニックであるAmへ
進むためのドミナントモーションが働かないのです。
Cメジャーで考えてみてください。G(ソシレ)がスムーズにC(ドミソ)に帰着するのは、
シからドへ進む力が働くからです。また、シとドは間に黒鍵が無い隣併せの音で、
スケール上では最後の音と最初の音になります。こういう音を『導音』と呼ぶのですが、
ナチュラルマイナーにおいては、ソとラの間に黒鍵があります。
つまり、距離が半音遠くなっているので、ソがラへの導音にならないのです。
これを解決したのが、ハーモニックマイナースケールと呼ばれるものです。

前回の記事で、Aマイナーのダイアトニックコードにおいて、ドミナントがE7となっていて、
ソに♯が付いていたのはこのためです。
ソに♯が付けば、キーの主音であるラの音に半音でくっ付きますから、ソ♯は導音としての
役割を担うことができるわけですね。
ただ、これはこれで問題を抱えているのです・・・。(^^;)
ソに♯がついたおかげで、ファとの距離が開いてしまいました。
付録のMIDIファイルを鳴らして頂ければわかると思いますが、不自然な感じがします。
なので、ファにも♯を付けて解決を図ろうとしたのがメロディックマイナーと呼ばれる音階です。

しかし、ソに♯を付けたのは、ソからラへ上昇するときに距離を近づける必要があったためで、
ラからソへ降りるときは必要ないので♯を外します。すると、ソからファへ降りる際も、
♯が不必要になります。なので、上昇時は♯が付いているのに、下降時は♯が無いという
妙な音階になっているのですが・・・。
初心者向けの解説書がマイナーの説明を極力省きたがる理由は、こういう複雑があるからかも。
といっても、メロディックマイナーを使うシチュエーションとして考えられるのは、
コードがE7のときだけだと覚えておけばいいんじゃないかと思います。
さて、ここからはしばらくの間『キー』の話が中心となります。
メロディを作るという意味での『作曲』という話から随分と離れたように感じるかもしれませんが、
みんなが持っている自由な創造性を発揮するために必要な下準備ですので、お付き合いください。
前回、CメジャーとAマイナーはコインの裏表みたいなものだと書きました。
行き来するための方法の一つとしてCメジャーの七番目のコードであるBm7-5の存在を紹介しました。
じつは、それだけではなく、もっと自由にCメジャーとAマイナーは行き来することができます。
例えば、メロディとリズムが明るければCメジャーで、途中から暗くしたければAマイナーの
コード進行に切り替えれば良いだけなんです。だからこそ、コインの裏表と表現したんですけどね。
そして、こういうキー(調)のことを『平行調』と言います。
まず、メジャースケールには、必ず平行調としてのマイナースケールが存在することを覚えてください。
では、なぜキーが必要になってくるのでしょうか?
一つは楽器の特性に合わせるということですね。
楽器にはそれぞれ得意な音域が存在しますので、例えばグループで演奏するのであれば、
メインとなる楽器の音域に合わせたキーで演奏することが望まれます。
もう一つ、大事なのはVocalの音域に合わせるということですね。
どんなに上手い演奏が出来ても、ウタモノであればVocalが歌えなければ話になりませんから。(^^;)
さらに、それぞれのキーで音を出してもらえれば分かりますが、
キーには各々特色があります。
例えば、CメジャーよりもC♯メジャーの方が柔らかい印象を受けませんか?
曲によって、こうしたキーの特色を利用することも大事になるわけです。
さらに、曲の途中でキーを変える『転調』を上手く使えるようになれば、
音楽をより面白くすることができるかもしれません。
次回は、転調のテクニックをメインに音楽がどのような構造で成り立っているかを書きます。
ハナウタ作曲もさらに高い次元へ引き上げることができる・・・かも?
つづく
この記事も今回で5回目となりますが、更新が遅くてすみません・・・。orz
-今回の教材はこちら-
上記リンク先のページを見て頂けると分かりますが、基本的なキーを記載しました。
もちろん、全てを記憶する必要はありませんが、キーの種類は把握しておいてください。
さて、今回はまずマイナースケールについて書いていきたいと思います。
まずは、こちらを見てください。前にも書いたAマイナースケールです。
A(ラ)の音を主音としたマイナースケールの基本形です。
次の音との距離が『長短長長短長長』の順で並んでいますね。
これを、ナチュラルマイナーと呼びます。
ただ、普通にマイナーのメロディを単音で書くのであればこれだけで十分なのですが、
それぞれの音階を使ってダイアトニックコードを構成するときに不都合が生じてしまいます。
5番目のコード・・・いわゆるドミナントがミソシレ(Em7)では、トニックであるAmへ
進むためのドミナントモーションが働かないのです。
Cメジャーで考えてみてください。G(ソシレ)がスムーズにC(ドミソ)に帰着するのは、
シからドへ進む力が働くからです。また、シとドは間に黒鍵が無い隣併せの音で、
スケール上では最後の音と最初の音になります。こういう音を『導音』と呼ぶのですが、
ナチュラルマイナーにおいては、ソとラの間に黒鍵があります。
つまり、距離が半音遠くなっているので、ソがラへの導音にならないのです。
これを解決したのが、ハーモニックマイナースケールと呼ばれるものです。
前回の記事で、Aマイナーのダイアトニックコードにおいて、ドミナントがE7となっていて、
ソに♯が付いていたのはこのためです。
ソに♯が付けば、キーの主音であるラの音に半音でくっ付きますから、ソ♯は導音としての
役割を担うことができるわけですね。
ただ、これはこれで問題を抱えているのです・・・。(^^;)
ソに♯がついたおかげで、ファとの距離が開いてしまいました。
付録のMIDIファイルを鳴らして頂ければわかると思いますが、不自然な感じがします。
なので、ファにも♯を付けて解決を図ろうとしたのがメロディックマイナーと呼ばれる音階です。
しかし、ソに♯を付けたのは、ソからラへ上昇するときに距離を近づける必要があったためで、
ラからソへ降りるときは必要ないので♯を外します。すると、ソからファへ降りる際も、
♯が不必要になります。なので、上昇時は♯が付いているのに、下降時は♯が無いという
妙な音階になっているのですが・・・。
初心者向けの解説書がマイナーの説明を極力省きたがる理由は、こういう複雑があるからかも。
といっても、メロディックマイナーを使うシチュエーションとして考えられるのは、
コードがE7のときだけだと覚えておけばいいんじゃないかと思います。
さて、ここからはしばらくの間『キー』の話が中心となります。
メロディを作るという意味での『作曲』という話から随分と離れたように感じるかもしれませんが、
みんなが持っている自由な創造性を発揮するために必要な下準備ですので、お付き合いください。
前回、CメジャーとAマイナーはコインの裏表みたいなものだと書きました。
行き来するための方法の一つとしてCメジャーの七番目のコードであるBm7-5の存在を紹介しました。
じつは、それだけではなく、もっと自由にCメジャーとAマイナーは行き来することができます。
例えば、メロディとリズムが明るければCメジャーで、途中から暗くしたければAマイナーの
コード進行に切り替えれば良いだけなんです。だからこそ、コインの裏表と表現したんですけどね。
そして、こういうキー(調)のことを『平行調』と言います。
まず、メジャースケールには、必ず平行調としてのマイナースケールが存在することを覚えてください。
では、なぜキーが必要になってくるのでしょうか?
一つは楽器の特性に合わせるということですね。
楽器にはそれぞれ得意な音域が存在しますので、例えばグループで演奏するのであれば、
メインとなる楽器の音域に合わせたキーで演奏することが望まれます。
もう一つ、大事なのはVocalの音域に合わせるということですね。
どんなに上手い演奏が出来ても、ウタモノであればVocalが歌えなければ話になりませんから。(^^;)
さらに、それぞれのキーで音を出してもらえれば分かりますが、
キーには各々特色があります。
例えば、CメジャーよりもC♯メジャーの方が柔らかい印象を受けませんか?
曲によって、こうしたキーの特色を利用することも大事になるわけです。
さらに、曲の途中でキーを変える『転調』を上手く使えるようになれば、
音楽をより面白くすることができるかもしれません。
次回は、転調のテクニックをメインに音楽がどのような構造で成り立っているかを書きます。
ハナウタ作曲もさらに高い次元へ引き上げることができる・・・かも?
つづく
2012.03.20 (Tue)
誰でも作曲家 その4
もう4回目になります。お付き合い頂いている方々はありがとうございます。
-今回の教材MIDIファイルはこちら-
さて、予告した内容ですが、コードにはメジャーとマイナーがあるように、音階(スケール)
にも、メジャーとマイナーが存在します。
前回、メジャー音階は最初の音(主音という)と1オクターブ上の主音まで、
隣り合う音との距離が「長長短長長長短」で並んでいると説明しました。
いわゆる、鍵盤上で言うならば、ドレミファソラシド(CDEFGABC)ですね。
これは、ド(英語で言えばC)で始まっているのでCメジャーと呼ばれます。
また、ドは日本での音名だとハになるので、ハ長調と呼ばれてますね。
(調のことは英語で“Key”キーと言います)
じゃあ、どんな並びで並んでいたらマイナーなのでしょうか?
結論を先に言うと、「長短長長短長長」です。
(「ちょーたんちょーちょー たんちょーちょー」と、区切れば覚えやすい)
鍵盤を見てください。

Cメジャースケール(ドレミファソラシド)が白鍵だけで作れたので、同じように白鍵だけで
作れるマイナースケールがあるような気がしませんか?
やはり、ちゃんと存在するんです。てか、それを見越して鍵盤が今の形になったんでしょうけど・・・。
それが、これです。

test07.midを再生してみてください。
なんとなく、暗い響きですよね。ラ(A)から始まるAマイナースケールと呼ばれるものです。
ラシドレミファソラ(ABCDEFGA)です。なんか、Cメジャーより覚えやすい並びですけどね。
じつは、一つの「調」に対してメジャーとマイナーは表裏一体となっていて、
自由に行き来が可能なのです。
これを知っているだけでも、作れる音楽の幅がぐっと広くなります。
ちょうど、コインの裏表のようにメジャーとマイナーは行ったり来たり出来るからです。
もちろん、マイナースケールでもトニック、サブドミナント、ドミナントは存在します。
ただし、マイナースケールの話は少し複雑になるので、詳しくは次回に回します。
(ここで説明したのはナチュラルマイナーと言い、マイナーにはあと2種類あるので・・・)
ちなみに、ほとんどの入門書がCメジャー/Aマイナーを基準に書かれているのは、
♯や♭をあまり使わないで説明できるので分かりやすいからだと思います。
なので、ここからの説明は、全てCメジャー/Aマイナーでの説明だと認識しててください。
キー(調)については、また後日。
で、前回の最後に少し書いたのですが、トニックであるC、サブドミナントであるF、
ドミナントであるG以外のコードはどんな役目があるのかを説明します。
Cを一番目の和音としますと、Dm7は二番目の和音になります。
構成音はレファラドです。
なんとなく、分かったように思いません?Fであるファラドが混ざってますね。w
そうです、Dm7はFM7と同じような響きがしますので、サブドミナントとして使えるのです。
こういうコードのことを代理コードと言います。Dm7はFM7の代理コードの一つです。
ちなみに、詳しく書こうとするとウチのキャパシティを超えてしまうのでザックリ
書きますが、二番目のコードから五番目のコード(ドミナント)へ進む進行を、
ツーファイブと呼びます。
音の流れとしては、四番目のサブドミナントから五番目へ進むよりもスムーズに
心地よく感じるので、じつはかなり重宝されている進行なのです。
メジャー、マイナー共にツーファイブは効果的ですので、名前だけでも覚えてください。
次のEm7は三番目のコードです。構成音はミソシレです。
よく見ると、G(ソシレ)が・・・。ではドミナントの代理?
大抵の人がそう思うかもしれません。(ウチも最初はそう思いました)
でも、この三番目のコードは、割と曖昧な存在なんですね。
ミとソが並ぶと、どっちかと言えばトニックであるC(ドミソ)に近い響きになります。
でも、キーの主音であるドがありません。なので、曖昧なトニックだと思ってください。
ドミナントの次に三番目のコードを使う場合が多いのですが、完結はしない感じがします。
例えば、CM7→FM7→G7→Em7とすると、まだまだ続くよ~という雰囲気になります。
G7(ソシレファ)のシがドに進まずにシのまま引っ張るような感じですかね。
試しに、上記までのコードを使ってみた進行がtest08.midです。
CM→FM7→G7→Em7→Dm7→G7→CM
G7の後にEm7が来ると、完全には落ち着かない感じですが、
そのまま、次のDm7にスムーズに繋がります。
そして、さっき説明したツーファイブを入れてみました。(Dm7→G7の流れです)
さて、次に行きますと四番目がサブドミナントのFMで、五番目がドミナントのGです。
じゃあ、さらに続く六番目のAm7は何になるのでしょうか?
構成音はラドミソです。もう、見て分かりますね。w
ドミソが入ってますので、響きがトニックであるCに近いのは当然です。
なので、Am7はトニックの代理コードになります。
では、さっきのtest08.midを少し改造してみましょう。
CM→FM7→G7→Em7→Am7→Dm7→G7→CM (test09.mid)
前半4小節の流れも後半4小説の流れも、同じT→SD→D→Tというようになります。
でも、響きは少し赴きが違いますね。後半の方が落ち着いていて、
上品な感じがするような気がします。
これが、メジャーコードとマイナーコードの違いでもあるわけですが。
ちなみに、このAm7→Dm7→G7という流れは、一種の王道です。
Cから始めるとすると、CM→Am7→Dm7→G7となるわけですが、
一般的にイチロクニーゴーと呼ばれるパターンです。
じつは、このコード進行で昨年1曲作りました。(^^;)
【ニコニコ動画】【鏡音リン】 胡桃の花 【オリジナル】
この曲のコード進行は、サビ以外は全てこの進行です。w
(ちょっと崩したりはしていますけどね)
んで、asobi.midは、test09.midの進行でなんとなくJAZZっぽい演奏にしてみたものです。
ここまで来ると、“音楽”って感じがしますよね。w
さて、次は七番目のBm7-5です。こいつだけ、妙な名前がついていますし、
何なんでしょうね?構成音はシレファラになりますが・・・。
シとファが入っているから、前回書いたドミナントモーションの理屈から言うと、
ドミナントの代理かもしれません。(本によってはそう書いてある)
でも、コイツはちょっとだけ特殊な使い方をします。
言うなれば、裏側の世界・・・マイナー世界へのカギとなるものです。
ここで、Aマイナーのダイアトニックコードを見てください。

左から、Am7、Bm7-5、CM7、Dm7、E7、FM7、G7となっています。(右端はAm7)
やはり、一番目がトニック、四番目がサブドミナント、五番目がドミナント
ということは変わりません。
そして、二番目がサブドミナント代理、三番目がトニック代理、六番目がトニック代理・・・
ですが、サブドミナントとしての使い方も出来ます。(六番目は二役だと思えば吉)
そして、七番目がサブドミナント代理です。
ちなみに、なんでE7のソには♯がついていて、G7のソはナチュラルになっているのか?
この不思議な表記は、次回マイナースケールの説明で詳しく書きます。(^^;)
そして、話をBm7-5に戻しますが・・・。勘の良い方は気付いたかもしれません。
Cメジャーで七番目のコードであるBm7-5は、Aマイナーの二番目と同じです。
そして、さきほどのツーファイブを思い出してください。
Aマイナーの世界に飛び込んだとするならば、Bm7-5の次にはE7と続けば王道の流れになります。
そして、E7の次はどうすれば良いかですが、マイナーの流れからするとAm7に続けば自然です。
test10.midは、Cメジャーの中にBm7-5を使ってマイナーの雰囲気を取り入れた進行の例です。
CM→Am7→Dm7→|Bm7-5 E7|→Am7→Dm7→G7→CM
Dm7まではメジャーで来て、次の小節は二分音符でBm7-5→E7という流れを作っています。
すると、そこの部分だけちょっと落ち込んだような響きになりますよね?
後は、E7→Am7に進むと、またCメジャーに戻るわけです。
Bm7-5はCメジャーで使うとAマイナーへの転調と見なされる不思議なコードなのです。
とはいえ、Cメジャーに戻す動きを自然な流れにするにはちょっとコツが必要かもしれません。
メロディが先に出来ている場合は、本当に一旦マイナーにすることが適しているかどうか、
そこを見極めてコードを当てはめる必要があります。
さて、ここまでで禁則については何も説明しませんでした。
前回の最後に予告として書いたドミナント→サブドミナントの流れについて説明します。
というか、一言で片付けますが、基本的にはやらない方が無難です。
ただ、やってみて自然ならOKです。J-POPではD→SDへの進行をしている曲もありますから。
ついでに言うなら、ブルースというジャンルの音楽では、D→SDの流れは基本形になります。
ブルースの進行は12小節でひとくくりになっています。
omake_bs.midは最も基本的なものとして作ってみました。
C →C →C →C
FM→FM→C →C
G7→FM→C →C
9小節から10小節への進行が、ドミナント→サブドミナントになっています。
まぁ、こんなの聴いたことあるかも?くらいに留めておいてください。
その他の禁則は、代理コードの後に本家を持ってこないことですね。
簡単に言うなら、FM7の代理としてDm7を使うのはOKですが、Dm7→FM7とはやらない方が無難です。
もちろん、上記と同じようにやってみて自然に聴こえるなら良いのですが・・・。
確かに、音楽に禁則はあるのですが、説明が難しいのですね。
なぜなら、禁則を破った曲も世の中には無数に存在しますので、
何が良くて何が悪いのか判断し難いからです。
ただ、基本は覚えておくに越したことはありません。
迷ったら禁則を避ければとりあえず大丈夫なわけですから。
-つづく-
-今回の教材MIDIファイルはこちら-
さて、予告した内容ですが、コードにはメジャーとマイナーがあるように、音階(スケール)
にも、メジャーとマイナーが存在します。
前回、メジャー音階は最初の音(主音という)と1オクターブ上の主音まで、
隣り合う音との距離が「長長短長長長短」で並んでいると説明しました。
いわゆる、鍵盤上で言うならば、ドレミファソラシド(CDEFGABC)ですね。
これは、ド(英語で言えばC)で始まっているのでCメジャーと呼ばれます。
また、ドは日本での音名だとハになるので、ハ長調と呼ばれてますね。
(調のことは英語で“Key”キーと言います)
じゃあ、どんな並びで並んでいたらマイナーなのでしょうか?
結論を先に言うと、「長短長長短長長」です。
(「ちょーたんちょーちょー たんちょーちょー」と、区切れば覚えやすい)
鍵盤を見てください。

Cメジャースケール(ドレミファソラシド)が白鍵だけで作れたので、同じように白鍵だけで
作れるマイナースケールがあるような気がしませんか?
やはり、ちゃんと存在するんです。てか、それを見越して鍵盤が今の形になったんでしょうけど・・・。
それが、これです。
test07.midを再生してみてください。
なんとなく、暗い響きですよね。ラ(A)から始まるAマイナースケールと呼ばれるものです。
ラシドレミファソラ(ABCDEFGA)です。なんか、Cメジャーより覚えやすい並びですけどね。
じつは、一つの「調」に対してメジャーとマイナーは表裏一体となっていて、
自由に行き来が可能なのです。
これを知っているだけでも、作れる音楽の幅がぐっと広くなります。
ちょうど、コインの裏表のようにメジャーとマイナーは行ったり来たり出来るからです。
もちろん、マイナースケールでもトニック、サブドミナント、ドミナントは存在します。
ただし、マイナースケールの話は少し複雑になるので、詳しくは次回に回します。
(ここで説明したのはナチュラルマイナーと言い、マイナーにはあと2種類あるので・・・)
ちなみに、ほとんどの入門書がCメジャー/Aマイナーを基準に書かれているのは、
♯や♭をあまり使わないで説明できるので分かりやすいからだと思います。
なので、ここからの説明は、全てCメジャー/Aマイナーでの説明だと認識しててください。
キー(調)については、また後日。
で、前回の最後に少し書いたのですが、トニックであるC、サブドミナントであるF、
ドミナントであるG以外のコードはどんな役目があるのかを説明します。
Cを一番目の和音としますと、Dm7は二番目の和音になります。
構成音はレファラドです。
なんとなく、分かったように思いません?Fであるファラドが混ざってますね。w
そうです、Dm7はFM7と同じような響きがしますので、サブドミナントとして使えるのです。
こういうコードのことを代理コードと言います。Dm7はFM7の代理コードの一つです。
ちなみに、詳しく書こうとするとウチのキャパシティを超えてしまうのでザックリ
書きますが、二番目のコードから五番目のコード(ドミナント)へ進む進行を、
ツーファイブと呼びます。
音の流れとしては、四番目のサブドミナントから五番目へ進むよりもスムーズに
心地よく感じるので、じつはかなり重宝されている進行なのです。
メジャー、マイナー共にツーファイブは効果的ですので、名前だけでも覚えてください。
次のEm7は三番目のコードです。構成音はミソシレです。
よく見ると、G(ソシレ)が・・・。ではドミナントの代理?
大抵の人がそう思うかもしれません。(ウチも最初はそう思いました)
でも、この三番目のコードは、割と曖昧な存在なんですね。
ミとソが並ぶと、どっちかと言えばトニックであるC(ドミソ)に近い響きになります。
でも、キーの主音であるドがありません。なので、曖昧なトニックだと思ってください。
ドミナントの次に三番目のコードを使う場合が多いのですが、完結はしない感じがします。
例えば、CM7→FM7→G7→Em7とすると、まだまだ続くよ~という雰囲気になります。
G7(ソシレファ)のシがドに進まずにシのまま引っ張るような感じですかね。
試しに、上記までのコードを使ってみた進行がtest08.midです。
CM→FM7→G7→Em7→Dm7→G7→CM
G7の後にEm7が来ると、完全には落ち着かない感じですが、
そのまま、次のDm7にスムーズに繋がります。
そして、さっき説明したツーファイブを入れてみました。(Dm7→G7の流れです)
さて、次に行きますと四番目がサブドミナントのFMで、五番目がドミナントのGです。
じゃあ、さらに続く六番目のAm7は何になるのでしょうか?
構成音はラドミソです。もう、見て分かりますね。w
ドミソが入ってますので、響きがトニックであるCに近いのは当然です。
なので、Am7はトニックの代理コードになります。
では、さっきのtest08.midを少し改造してみましょう。
CM→FM7→G7→Em7→Am7→Dm7→G7→CM (test09.mid)
前半4小節の流れも後半4小説の流れも、同じT→SD→D→Tというようになります。
でも、響きは少し赴きが違いますね。後半の方が落ち着いていて、
上品な感じがするような気がします。
これが、メジャーコードとマイナーコードの違いでもあるわけですが。
ちなみに、このAm7→Dm7→G7という流れは、一種の王道です。
Cから始めるとすると、CM→Am7→Dm7→G7となるわけですが、
一般的にイチロクニーゴーと呼ばれるパターンです。
じつは、このコード進行で昨年1曲作りました。(^^;)
【ニコニコ動画】【鏡音リン】 胡桃の花 【オリジナル】
この曲のコード進行は、サビ以外は全てこの進行です。w
(ちょっと崩したりはしていますけどね)
んで、asobi.midは、test09.midの進行でなんとなくJAZZっぽい演奏にしてみたものです。
ここまで来ると、“音楽”って感じがしますよね。w
さて、次は七番目のBm7-5です。こいつだけ、妙な名前がついていますし、
何なんでしょうね?構成音はシレファラになりますが・・・。
シとファが入っているから、前回書いたドミナントモーションの理屈から言うと、
ドミナントの代理かもしれません。(本によってはそう書いてある)
でも、コイツはちょっとだけ特殊な使い方をします。
言うなれば、裏側の世界・・・マイナー世界へのカギとなるものです。
ここで、Aマイナーのダイアトニックコードを見てください。
左から、Am7、Bm7-5、CM7、Dm7、E7、FM7、G7となっています。(右端はAm7)
やはり、一番目がトニック、四番目がサブドミナント、五番目がドミナント
ということは変わりません。
そして、二番目がサブドミナント代理、三番目がトニック代理、六番目がトニック代理・・・
ですが、サブドミナントとしての使い方も出来ます。(六番目は二役だと思えば吉)
そして、七番目がサブドミナント代理です。
ちなみに、なんでE7のソには♯がついていて、G7のソはナチュラルになっているのか?
この不思議な表記は、次回マイナースケールの説明で詳しく書きます。(^^;)
そして、話をBm7-5に戻しますが・・・。勘の良い方は気付いたかもしれません。
Cメジャーで七番目のコードであるBm7-5は、Aマイナーの二番目と同じです。
そして、さきほどのツーファイブを思い出してください。
Aマイナーの世界に飛び込んだとするならば、Bm7-5の次にはE7と続けば王道の流れになります。
そして、E7の次はどうすれば良いかですが、マイナーの流れからするとAm7に続けば自然です。
test10.midは、Cメジャーの中にBm7-5を使ってマイナーの雰囲気を取り入れた進行の例です。
CM→Am7→Dm7→|Bm7-5 E7|→Am7→Dm7→G7→CM
Dm7まではメジャーで来て、次の小節は二分音符でBm7-5→E7という流れを作っています。
すると、そこの部分だけちょっと落ち込んだような響きになりますよね?
後は、E7→Am7に進むと、またCメジャーに戻るわけです。
Bm7-5はCメジャーで使うとAマイナーへの転調と見なされる不思議なコードなのです。
とはいえ、Cメジャーに戻す動きを自然な流れにするにはちょっとコツが必要かもしれません。
メロディが先に出来ている場合は、本当に一旦マイナーにすることが適しているかどうか、
そこを見極めてコードを当てはめる必要があります。
さて、ここまでで禁則については何も説明しませんでした。
前回の最後に予告として書いたドミナント→サブドミナントの流れについて説明します。
というか、一言で片付けますが、基本的にはやらない方が無難です。
ただ、やってみて自然ならOKです。J-POPではD→SDへの進行をしている曲もありますから。
ついでに言うなら、ブルースというジャンルの音楽では、D→SDの流れは基本形になります。
ブルースの進行は12小節でひとくくりになっています。
omake_bs.midは最も基本的なものとして作ってみました。
C →C →C →C
FM→FM→C →C
G7→FM→C →C
9小節から10小節への進行が、ドミナント→サブドミナントになっています。
まぁ、こんなの聴いたことあるかも?くらいに留めておいてください。
その他の禁則は、代理コードの後に本家を持ってこないことですね。
簡単に言うなら、FM7の代理としてDm7を使うのはOKですが、Dm7→FM7とはやらない方が無難です。
もちろん、上記と同じようにやってみて自然に聴こえるなら良いのですが・・・。
確かに、音楽に禁則はあるのですが、説明が難しいのですね。
なぜなら、禁則を破った曲も世の中には無数に存在しますので、
何が良くて何が悪いのか判断し難いからです。
ただ、基本は覚えておくに越したことはありません。
迷ったら禁則を避ければとりあえず大丈夫なわけですから。
-つづく-
2012.03.04 (Sun)
誰でも作曲家 その3
なんだかんだで3回目となりました。今回、初めての方も出来れば最初から目を通してください。
前回、さらっとコードのことを説明しました。
コードっていうのは簡潔な言い方をすると、伴奏を付ける際に何の音を使うか?
それを分かりやすく表記したものだと思ってください。
まず、音楽経験の無い人は、単音のメロディに対して複雑な伴奏をどうやって付けて
いるのか疑問を持つ人が多いと思うんですよ。
あと、コーラスを入れるときに、メロディに対してどういうラインでコーラス
を入れればいいのか悩みますよね。
でも、コードを覚えると、このナゾがかなり解明されます。
んで、呼び方ですが基本は英語読みになります。
音階は一般的にドレミファソラシドと言いますが、英語ではCDEFGABCになります。
日本では音の名前をハニホへトイロハなんていいますが、Cメジャーと言いたくないからって、
ハメジャーなんてもっと使いたくないでしょうしね。(^^;)
もちろん、説明を簡単にするためにドレミファソラシドも使いますが。
-ということで、今回の教材MIDIファイルはこちらです-
(課金なんかされないので安心してDLしてください)
さて、前回は音を三つ並べたものがコードだと説明しました。
でも、実際は四つ並べることが多いのです。

test05.midを再生してください。
左から順番にコードの名前を紹介していきます。
Cメジャーセブン、Dマイナーセブン、Eマイナーセブン、Fメジャーセブン、Gセブン、
Aマイナーセブン、Bマイナーセブンフラットファイブです。
(左端と右端は高さが違うだけで同じCメジャーセブン)
ただし、↑みたいにカタカナで書くと長いので、普通はこうやって書きます。
CM7、Dm7、Em7、FM7、G7、Am7、Bm7-5(Bm7♭5と書く人もいる)
※メジャーはM、マイナーはmで表すのが一般的
こうやって、基本の音階(ドレミファソラシド)に一個飛びで音を乗せて作るコードを
ダイアトニックコードと言いますが、名前だけでも頭の片隅に入れておいてください。
ちなみに、四つ目が登場するとコードの名前にセブンと付きましたね。
なんで四つ目の音が7なんでしょうか?それは、音の数え方で決まっているからです。
文字だけだと分かり難いので鍵盤の写真を出します。

ドを基準としますと、ドを1番目の音として数えます。となれば、2番目はレですね。
CM7はドミソシという四つの音が重なったものですから、四つ目のシという音は、
ドから数えると7番目になるわけです。だから、シのことをセブンスと呼ぶのです。
実際にはカタカナだと長くなるので、7thと書くわけですが。
前に基本的なコードは三つの音を重ねると言いましたが、ポピュラーでは四つの音を重ねて
使う場合が多いので、なんちゃらセブンって名前のものが一般的と認識しても良いかと。
ただし、1番最初のCM7と4番目のFM7については響きが派手になるので、ここだけ3和音を使う
人も多いみたいです。
こんな感じ。(test06.mid)

というか、響きが合わないから3和音にする場合もあるって言った方が正しいですかね。
例えば、FM7は天真爛漫なコードと言われたりもしますが、その感じが合わない曲もあるわけで。
誰がどうとかよりは、シチュエーションの問題だと考えて良いでしょうね。
ただ、ここでメジャーだのマイナーだの出てきて、しょーじきイライラしている人も
多いんじゃないかと思うのですよ。自分の場合もそうでしたし・・・。
なので、ここでは大雑把に説明します。
メジャーとかマイナーという概念は、コードを構成する際に重ねる音同士の距離に起因します。
もっと簡単に言いますと、CM7におけるドとミの間には黒いヤツが2つありますね?
でも、Dm7におけるレとファの間には黒いヤツが1つしかありません。
Em7でも同じように、ミとソの間には黒いヤツが1個です。
これが、メジャーとマイナーの差です。(大雑把すぎますが)
基本的に、メジャーコードはハッキリクッキリした響きを表現するのに使いまして、
マイナーコードは大人な雰囲気、オサレ感を出すと認識してくれれば良いかと思います。
もちろんですが、メロディに合った伴奏を付けてあげなければ、ウタモノだったら
なおさらのこと、メロディが引き立たないだけではなく、Vocalが困惑しますからね。
どんな伴奏が汚くなるか単純な例を挙げますと、ミとファを同時に鳴らした
fukyo_ef.midを再生してみてください。
こういう音が一瞬なら問題ないのですが、長く続くと嫌な伴奏になります。
メロディに合ったコードを選択して、その音を上手く組み合わせて伴奏を作る。
これが、まず最初のステップとして重要になってきます。
そして、コードにはもう一つ重要な役割があります。
それは、音の流れる方向を補佐、ときには支配するということです。
前回、トニック、サブドミナント、ドミナントの3つがあるということを書きましたが、
前述の7つのコードの中に、この働きをするコードが潜んでいるのです。
それは一体どれなのでしょう?
------------------------------------------------------------------------------------
ここで、これをもう一度見てください。

音楽には「調」という考えがありまして、英語では「キー」と呼ばれます。
この譜面を見ると、C(ド)で始まってB(シ)までが一つの塊ですから、Cのキーと言われます。
そして、鍵盤を見ると、ミとファの間とシとドの間には黒鍵がありません。
じつは、このことが音楽のポイントとなるのですね。
さっきの、メジャー・マイナーと言ったくくりも、これが原因で発生するからです。
そいでもって、ドとレの間には黒鍵がありますから、この距離は「長い」です。
ミとファの間には黒鍵がありませんから、この距離は「短い」です。
ドから次のドまで、距離を長短で書くとこうなります。 → 長長短長長長短
こういう順番で音が並んでいる音階を長音階と言うことになっています。
英語で言うと、いわゆるメジャースケールですね。
(音楽やっている人からこういう言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか)
図で示した音階だと、Cから始まってます。Cから始まるメジャースケールだから、
このキーはCメジャーとなるわけです。
なんで、調というものが必要になるのか?
それも、おいおい説明していきます。
------------------------------------------------------------------------------------
さて、またコードの話に戻ります。
トニック(Tonic)というのは、辞書を引いてもらうと分かりますが、主音という意味です。
Cで始まるCメジャー・キーでは、Cが主音になります。
なので、CMもしくはCM7がトニックになります。
じゃあ、サブドミナント(Subdominant)っていうのは何ぞや?と、思って辞書を引くと、
下属音なんて書いてあります。これじゃ、余計に分からなくなりそうですね。。。
下属音の意味は、大辞泉だと「主音の5度下の音」とか書いてあります。
じゃあ、とりあえずCを1として、5つ下まで数えてみてください。
5つ下の音はF(ファ)になります。ここでの5度っていうのは、音楽だと1個2個じゃなくて、
音を1度2度って数えるだけなんで難しく考えないでください。
カエルは1匹2匹、ニワトリは1羽2羽と言うのと同じことですから。
で、要するにサブドミナントはFMもしくはFM7ということになります。
最後になります、ドミナント(Dominant)ですけど、同じように辞書を引いてみますと・・・。
1.支配していること。優勢であること。
2.属音
なんか、大層な意味が出てきましたね・・・。
この、支配っていうのがじつはかなり重要なニュアンスなんですよねぇ。
何が支配なのかは、たぶん次の回で明らかにしたいと思いますが。
それはさておき、今度は属音っていう言葉が出てきました。
さっきは下属音で主音の5度下だったのですが、今度は5度上だそうです。
数えてみると、G(ソ)になります。
つまり、ドミナントはGMもしくはG7ということになりました。
これがどのように前回書いた起承転結のような働きをするのでしょうか?
じつは、昨今のポピュラー音楽で最も大事なのはドミナントなんです。
さっきの、支配するという言葉を思い出してください。
G7を構成する音はソシレファです。
教材の中にあるg7.midを鳴らしてみてください。
他のコード(Bm7-5以外)との響きの差を感じて頂ければと思います。
この、なんとなく他と違う響きが大事なのです。
実は、音には進みたい方向というものがあります。
これは、音楽というよりも物理現象ですから、解明するには物理計算が必要になるんですが
無理に解明する必要はありません。音楽で必要なのはその概念だけです。
じゃあ、ソシレファの中にあるどの音が、何の音に進みたがるのか?
答えを言うと、シは隣り合わせのドに進みたがります。
ファも隣り合わせのミに進みたがるのです。
じゃあ、この流れに逆らわず素直にシをドに、ファをミに移動してみてください。
ドとミが入っているコードと言えば、トニックであるCMになりますね。
前回、ドミナントの次にトニックを持ってくるのが良いと書いたのはこのためです。
この働きをドミナントモーションと言い、音楽の世界では必殺技として恐れられています。(^^;)
支配するって意味も、G7を鳴らせばトニックであるCに帰らなければいけないというような、
半ば強制的に流れを支配するっていう意味もあれば、音楽を聴いているときに、
「この曲のキーは何だろう?」と思ったら、ドミナントモーションが登場するフレーズで、
そのキーが何なのか分かるという意味もあります。ドミナントはキーの支配者だからですね。
(キーについて詳しくは後日)
ドミナントモーションを上手く使えるかどうかが、上手い伴奏を作れるかどうかにかかってきます。
そして、コードの流れを考えることにより、メロディ作りにも影響してくるわけです。
さらに付け足すならば、ドミナントには大抵はセブンスを付けると思ってください。
Cのキーで言うならば、GM(ソシレ)だけでもシがドに行きたがる性質から必殺ドミナントモーション
を発動させることが出来ますが、やはり力が足りません。
ファを足してG7(ソシレファ)にすることにより、必殺技の威力が倍増します。
必殺技っていうのは、要するにこの流れを意識した曲作りをすれば、
心地よい流れを感じることが出来るということです。
コード進行を決めてからメロディを作るか、メロディを作ってからコードを付けるか?
それは、個人の自由です。
ですが、どの順番で作るにしろ極めたいポイントにドミナント→トニックを配置することが、
作曲における一つの重要なポイントになってきます。
しかし、今回はウチの予想を遥かに超えて長い文章になってしまいましたが・・・。
-つづく-
☆次回予告☆
コードにメジャー・マイナーがあるなら、音階にもメジャースケールと
マイナースケールがあるんじゃないのか?
コードは7つあると言っておきながら、結局3つしか使わないのか?
Dm7だのEm7だのAm7だのBm7-5だのは、ただの飾りなのか?
ドミナント→サブドミナントっていう流れはNGなのか?
それらを順番に解説していきます。
前回、さらっとコードのことを説明しました。
コードっていうのは簡潔な言い方をすると、伴奏を付ける際に何の音を使うか?
それを分かりやすく表記したものだと思ってください。
まず、音楽経験の無い人は、単音のメロディに対して複雑な伴奏をどうやって付けて
いるのか疑問を持つ人が多いと思うんですよ。
あと、コーラスを入れるときに、メロディに対してどういうラインでコーラス
を入れればいいのか悩みますよね。
でも、コードを覚えると、このナゾがかなり解明されます。
んで、呼び方ですが基本は英語読みになります。
音階は一般的にドレミファソラシドと言いますが、英語ではCDEFGABCになります。
日本では音の名前をハニホへトイロハなんていいますが、Cメジャーと言いたくないからって、
ハメジャーなんてもっと使いたくないでしょうしね。(^^;)
もちろん、説明を簡単にするためにドレミファソラシドも使いますが。
-ということで、今回の教材MIDIファイルはこちらです-
(課金なんかされないので安心してDLしてください)
さて、前回は音を三つ並べたものがコードだと説明しました。
でも、実際は四つ並べることが多いのです。
test05.midを再生してください。
左から順番にコードの名前を紹介していきます。
Cメジャーセブン、Dマイナーセブン、Eマイナーセブン、Fメジャーセブン、Gセブン、
Aマイナーセブン、Bマイナーセブンフラットファイブです。
(左端と右端は高さが違うだけで同じCメジャーセブン)
ただし、↑みたいにカタカナで書くと長いので、普通はこうやって書きます。
CM7、Dm7、Em7、FM7、G7、Am7、Bm7-5(Bm7♭5と書く人もいる)
※メジャーはM、マイナーはmで表すのが一般的
こうやって、基本の音階(ドレミファソラシド)に一個飛びで音を乗せて作るコードを
ダイアトニックコードと言いますが、名前だけでも頭の片隅に入れておいてください。
ちなみに、四つ目が登場するとコードの名前にセブンと付きましたね。
なんで四つ目の音が7なんでしょうか?それは、音の数え方で決まっているからです。
文字だけだと分かり難いので鍵盤の写真を出します。

ドを基準としますと、ドを1番目の音として数えます。となれば、2番目はレですね。
CM7はドミソシという四つの音が重なったものですから、四つ目のシという音は、
ドから数えると7番目になるわけです。だから、シのことをセブンスと呼ぶのです。
実際にはカタカナだと長くなるので、7thと書くわけですが。
前に基本的なコードは三つの音を重ねると言いましたが、ポピュラーでは四つの音を重ねて
使う場合が多いので、なんちゃらセブンって名前のものが一般的と認識しても良いかと。
ただし、1番最初のCM7と4番目のFM7については響きが派手になるので、ここだけ3和音を使う
人も多いみたいです。
こんな感じ。(test06.mid)
というか、響きが合わないから3和音にする場合もあるって言った方が正しいですかね。
例えば、FM7は天真爛漫なコードと言われたりもしますが、その感じが合わない曲もあるわけで。
誰がどうとかよりは、シチュエーションの問題だと考えて良いでしょうね。
ただ、ここでメジャーだのマイナーだの出てきて、しょーじきイライラしている人も
多いんじゃないかと思うのですよ。自分の場合もそうでしたし・・・。
なので、ここでは大雑把に説明します。
メジャーとかマイナーという概念は、コードを構成する際に重ねる音同士の距離に起因します。
もっと簡単に言いますと、CM7におけるドとミの間には黒いヤツが2つありますね?
でも、Dm7におけるレとファの間には黒いヤツが1つしかありません。
Em7でも同じように、ミとソの間には黒いヤツが1個です。
これが、メジャーとマイナーの差です。(大雑把すぎますが)
基本的に、メジャーコードはハッキリクッキリした響きを表現するのに使いまして、
マイナーコードは大人な雰囲気、オサレ感を出すと認識してくれれば良いかと思います。
もちろんですが、メロディに合った伴奏を付けてあげなければ、ウタモノだったら
なおさらのこと、メロディが引き立たないだけではなく、Vocalが困惑しますからね。
どんな伴奏が汚くなるか単純な例を挙げますと、ミとファを同時に鳴らした
fukyo_ef.midを再生してみてください。
こういう音が一瞬なら問題ないのですが、長く続くと嫌な伴奏になります。
メロディに合ったコードを選択して、その音を上手く組み合わせて伴奏を作る。
これが、まず最初のステップとして重要になってきます。
そして、コードにはもう一つ重要な役割があります。
それは、音の流れる方向を補佐、ときには支配するということです。
前回、トニック、サブドミナント、ドミナントの3つがあるということを書きましたが、
前述の7つのコードの中に、この働きをするコードが潜んでいるのです。
それは一体どれなのでしょう?
------------------------------------------------------------------------------------
ここで、これをもう一度見てください。
音楽には「調」という考えがありまして、英語では「キー」と呼ばれます。
この譜面を見ると、C(ド)で始まってB(シ)までが一つの塊ですから、Cのキーと言われます。
そして、鍵盤を見ると、ミとファの間とシとドの間には黒鍵がありません。
じつは、このことが音楽のポイントとなるのですね。
さっきの、メジャー・マイナーと言ったくくりも、これが原因で発生するからです。
そいでもって、ドとレの間には黒鍵がありますから、この距離は「長い」です。
ミとファの間には黒鍵がありませんから、この距離は「短い」です。
ドから次のドまで、距離を長短で書くとこうなります。 → 長長短長長長短
こういう順番で音が並んでいる音階を長音階と言うことになっています。
英語で言うと、いわゆるメジャースケールですね。
(音楽やっている人からこういう言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか)
図で示した音階だと、Cから始まってます。Cから始まるメジャースケールだから、
このキーはCメジャーとなるわけです。
なんで、調というものが必要になるのか?
それも、おいおい説明していきます。
------------------------------------------------------------------------------------
さて、またコードの話に戻ります。
トニック(Tonic)というのは、辞書を引いてもらうと分かりますが、主音という意味です。
Cで始まるCメジャー・キーでは、Cが主音になります。
なので、CMもしくはCM7がトニックになります。
じゃあ、サブドミナント(Subdominant)っていうのは何ぞや?と、思って辞書を引くと、
下属音なんて書いてあります。これじゃ、余計に分からなくなりそうですね。。。
下属音の意味は、大辞泉だと「主音の5度下の音」とか書いてあります。
じゃあ、とりあえずCを1として、5つ下まで数えてみてください。
5つ下の音はF(ファ)になります。ここでの5度っていうのは、音楽だと1個2個じゃなくて、
音を1度2度って数えるだけなんで難しく考えないでください。
カエルは1匹2匹、ニワトリは1羽2羽と言うのと同じことですから。
で、要するにサブドミナントはFMもしくはFM7ということになります。
最後になります、ドミナント(Dominant)ですけど、同じように辞書を引いてみますと・・・。
1.支配していること。優勢であること。
2.属音
なんか、大層な意味が出てきましたね・・・。
この、支配っていうのがじつはかなり重要なニュアンスなんですよねぇ。
何が支配なのかは、たぶん次の回で明らかにしたいと思いますが。
それはさておき、今度は属音っていう言葉が出てきました。
さっきは下属音で主音の5度下だったのですが、今度は5度上だそうです。
数えてみると、G(ソ)になります。
つまり、ドミナントはGMもしくはG7ということになりました。
これがどのように前回書いた起承転結のような働きをするのでしょうか?
じつは、昨今のポピュラー音楽で最も大事なのはドミナントなんです。
さっきの、支配するという言葉を思い出してください。
G7を構成する音はソシレファです。
教材の中にあるg7.midを鳴らしてみてください。
他のコード(Bm7-5以外)との響きの差を感じて頂ければと思います。
この、なんとなく他と違う響きが大事なのです。
実は、音には進みたい方向というものがあります。
これは、音楽というよりも物理現象ですから、解明するには物理計算が必要になるんですが
無理に解明する必要はありません。音楽で必要なのはその概念だけです。
じゃあ、ソシレファの中にあるどの音が、何の音に進みたがるのか?
答えを言うと、シは隣り合わせのドに進みたがります。
ファも隣り合わせのミに進みたがるのです。
じゃあ、この流れに逆らわず素直にシをドに、ファをミに移動してみてください。
ドとミが入っているコードと言えば、トニックであるCMになりますね。
前回、ドミナントの次にトニックを持ってくるのが良いと書いたのはこのためです。
この働きをドミナントモーションと言い、音楽の世界では必殺技として恐れられています。(^^;)
支配するって意味も、G7を鳴らせばトニックであるCに帰らなければいけないというような、
半ば強制的に流れを支配するっていう意味もあれば、音楽を聴いているときに、
「この曲のキーは何だろう?」と思ったら、ドミナントモーションが登場するフレーズで、
そのキーが何なのか分かるという意味もあります。ドミナントはキーの支配者だからですね。
(キーについて詳しくは後日)
ドミナントモーションを上手く使えるかどうかが、上手い伴奏を作れるかどうかにかかってきます。
そして、コードの流れを考えることにより、メロディ作りにも影響してくるわけです。
さらに付け足すならば、ドミナントには大抵はセブンスを付けると思ってください。
Cのキーで言うならば、GM(ソシレ)だけでもシがドに行きたがる性質から必殺ドミナントモーション
を発動させることが出来ますが、やはり力が足りません。
ファを足してG7(ソシレファ)にすることにより、必殺技の威力が倍増します。
必殺技っていうのは、要するにこの流れを意識した曲作りをすれば、
心地よい流れを感じることが出来るということです。
コード進行を決めてからメロディを作るか、メロディを作ってからコードを付けるか?
それは、個人の自由です。
ですが、どの順番で作るにしろ極めたいポイントにドミナント→トニックを配置することが、
作曲における一つの重要なポイントになってきます。
しかし、今回はウチの予想を遥かに超えて長い文章になってしまいましたが・・・。
-つづく-
☆次回予告☆
コードにメジャー・マイナーがあるなら、音階にもメジャースケールと
マイナースケールがあるんじゃないのか?
コードは7つあると言っておきながら、結局3つしか使わないのか?
Dm7だのEm7だのAm7だのBm7-5だのは、ただの飾りなのか?
ドミナント→サブドミナントっていう流れはNGなのか?
それらを順番に解説していきます。
2012.02.28 (Tue)
誰でも作曲家 その2
さて、前回の記事はほとんどノーガキに等しい内容でしたので、今回からいきなり実践です。
最初に、この曲を聴いてください。現状のウチの技術レベルが分かるものです。
【ニコニコ動画】【初音ミク】聖白夜 -想-【オリジナル】
現状でウチよりも技術&知識レベルが高い方が読んでも何の得にもなりませんので、
これを聴いてタメにならないと思った方はスルーしてください。
なお、この曲は楽器を使わずにMIDI音源とマウスだけで作っています。
(一部、ツリーチャイムの音は借りたものですが)
本日の教材置き場(リンク先のページでMIDIファイルをダウンロードしてください)
※サイトは別窓で開きます
-では、以下が本題です-
よく作曲なんか誰でも出来るって言葉を見聞きする人が多いのではないかと思います。
絵でも同じですね。絵は誰でも描けるとか言われます。
しかし、それは「レベルを問わなければ・・・」という前置きが付くわけですが。
例えば、このようなメロディでも、曲は曲です。
クリックすると画像が拡大します。

※教材のtest01.midを再生してください。
気持ち悪いですね。w
では、いわゆる気持ち悪い曲とは何なのか?
どうやったら気持ち悪くなるのか?
逆に、心地よい曲とはどんな曲なのか?
どうすれば心地よい曲になるのか?
こういった疑問をこれから徐々に解明していきたいと思います。
この譜面を見て、test02.midを再生してください。

こんなんでも、ちゃんとした曲っぽく聴こえますよね。
test01との違いは何なのでしょうか?
文学には起承転結というものがあることは皆さんご存知だと思います。
じつは、音楽にも似たような基本的法則があるのです。
それを、トニック・サブドミナント・ドミナントと言います。
そして、ドミナントの次にトニックを持ってくると、自然な終わり方になります。
test01はこれを無視して音を無茶苦茶に配置しただけ。
test02はトニック→サブドミナント→ドミナント→トニックという法則に従って、
音符を配置してみた結果です。
なんか、見えてきた気がしませんか?
まず、この基本さえ覚えることが出来たら、とりあえずは「変な曲」にならないのです。
では、こちらをご覧ください。test03.midを再生するまでもなく、
普通のドレミファソラシドです。

最初のドと最後のドは高さが違うだけで同じ音ですから、音は7つしかありません。
通常の鍵盤には黒鍵がありますが、今は無視して構いません。(入れても12個ですが)
これらの音を組み合わせて作るのが音楽です。
音楽はリズム・メロディ・ハーモニーの3つの要素で作られています。
そこで、まずはリズムはおいといて、メロディとハーモニーに注目してください。
(ラップを作りたい方はリズムに注目してメロディを無視して良いんですけどね)
音楽に詳しくない人でも、コード(和音・和声)って言葉を聞いたことありますよね?
それが、これです。test04.midを再生すれば、いわゆるコードが再生されます。

コードにはそれぞれ名前がついています。左から順番に呼んでいきますと・・・。
Cメジャー、Dマイナー、Eマイナー、Fメジャー、Gメジャー、Aマイナー、
Bマイナーフラットファイブです。
なんか、最後のやつだけ変な名前がついていますけどね。
教材にそれぞれのMIDIファイルを用意しているので、鳴らしてみてください。
それぞれ、特徴的な音の響きを実感出来ると思います。
これが、音楽の3要素の一つである「ハーモニー」です。
そして、Bマイナーフラットファイブだけ他のものとは違う妙な響きがしませんか?
それを感じることが出来たら、かなり自信を持って良いと思います。
(音楽的センスがあるという意味で)
さて、先ほどのトニック・サブドミナント・ドミナントの話に戻りますが、
勘の良い方は分かったかもしれません。
このコードという「音の塊」が、トニックだったりサブドミナントだったりドミナントの“働き”
をするのですね。
test02で作ったメロディは、このコードの組み合わせを基にしていたというわけです。
つまり、作曲家は何もないゼロの空間からメロディを生み出しているように思うかもしれませんが、
じつはある程度の見本みたいなものがあるんですね。
それは、J.S.バッハから始まって現代に至るまでに多くの作曲家達が作り上げてきたものでも
あります。
作曲が絵を描くことと大きく異なるのは、絵におけるデッサンのような基礎があるにも
関わらず、目に見えないために取っ掛かりを掴みにくいという点にあります。
ここに書いた内容は、後々個別に詳しく解説していきますが、
まずは、メロディ作りにも方向性を示すための指針がちゃんと存在するということを
覚えて頂ければ、今の時点では十分かと思います。
-つづく-
最初に、この曲を聴いてください。現状のウチの技術レベルが分かるものです。
【ニコニコ動画】【初音ミク】聖白夜 -想-【オリジナル】
現状でウチよりも技術&知識レベルが高い方が読んでも何の得にもなりませんので、
これを聴いてタメにならないと思った方はスルーしてください。
なお、この曲は楽器を使わずにMIDI音源とマウスだけで作っています。
(一部、ツリーチャイムの音は借りたものですが)
本日の教材置き場(リンク先のページでMIDIファイルをダウンロードしてください)
※サイトは別窓で開きます
-では、以下が本題です-
よく作曲なんか誰でも出来るって言葉を見聞きする人が多いのではないかと思います。
絵でも同じですね。絵は誰でも描けるとか言われます。
しかし、それは「レベルを問わなければ・・・」という前置きが付くわけですが。
例えば、このようなメロディでも、曲は曲です。
クリックすると画像が拡大します。
※教材のtest01.midを再生してください。
気持ち悪いですね。w
では、いわゆる気持ち悪い曲とは何なのか?
どうやったら気持ち悪くなるのか?
逆に、心地よい曲とはどんな曲なのか?
どうすれば心地よい曲になるのか?
こういった疑問をこれから徐々に解明していきたいと思います。
この譜面を見て、test02.midを再生してください。
こんなんでも、ちゃんとした曲っぽく聴こえますよね。
test01との違いは何なのでしょうか?
文学には起承転結というものがあることは皆さんご存知だと思います。
じつは、音楽にも似たような基本的法則があるのです。
それを、トニック・サブドミナント・ドミナントと言います。
そして、ドミナントの次にトニックを持ってくると、自然な終わり方になります。
test01はこれを無視して音を無茶苦茶に配置しただけ。
test02はトニック→サブドミナント→ドミナント→トニックという法則に従って、
音符を配置してみた結果です。
なんか、見えてきた気がしませんか?
まず、この基本さえ覚えることが出来たら、とりあえずは「変な曲」にならないのです。
では、こちらをご覧ください。test03.midを再生するまでもなく、
普通のドレミファソラシドです。
最初のドと最後のドは高さが違うだけで同じ音ですから、音は7つしかありません。
通常の鍵盤には黒鍵がありますが、今は無視して構いません。(入れても12個ですが)
これらの音を組み合わせて作るのが音楽です。
音楽はリズム・メロディ・ハーモニーの3つの要素で作られています。
そこで、まずはリズムはおいといて、メロディとハーモニーに注目してください。
(ラップを作りたい方はリズムに注目してメロディを無視して良いんですけどね)
音楽に詳しくない人でも、コード(和音・和声)って言葉を聞いたことありますよね?
それが、これです。test04.midを再生すれば、いわゆるコードが再生されます。
コードにはそれぞれ名前がついています。左から順番に呼んでいきますと・・・。
Cメジャー、Dマイナー、Eマイナー、Fメジャー、Gメジャー、Aマイナー、
Bマイナーフラットファイブです。
なんか、最後のやつだけ変な名前がついていますけどね。
教材にそれぞれのMIDIファイルを用意しているので、鳴らしてみてください。
それぞれ、特徴的な音の響きを実感出来ると思います。
これが、音楽の3要素の一つである「ハーモニー」です。
そして、Bマイナーフラットファイブだけ他のものとは違う妙な響きがしませんか?
それを感じることが出来たら、かなり自信を持って良いと思います。
(音楽的センスがあるという意味で)
さて、先ほどのトニック・サブドミナント・ドミナントの話に戻りますが、
勘の良い方は分かったかもしれません。
このコードという「音の塊」が、トニックだったりサブドミナントだったりドミナントの“働き”
をするのですね。
test02で作ったメロディは、このコードの組み合わせを基にしていたというわけです。
つまり、作曲家は何もないゼロの空間からメロディを生み出しているように思うかもしれませんが、
じつはある程度の見本みたいなものがあるんですね。
それは、J.S.バッハから始まって現代に至るまでに多くの作曲家達が作り上げてきたものでも
あります。
作曲が絵を描くことと大きく異なるのは、絵におけるデッサンのような基礎があるにも
関わらず、目に見えないために取っ掛かりを掴みにくいという点にあります。
ここに書いた内容は、後々個別に詳しく解説していきますが、
まずは、メロディ作りにも方向性を示すための指針がちゃんと存在するということを
覚えて頂ければ、今の時点では十分かと思います。
-つづく-